天上天下唯我独尊
天上天下唯我独尊という言葉が浮かんできた。
お釈迦様が天と地を指した、花祭りの時のお茶をかける儀式を思い出される。
社会の中で声を発していく事は色々な感情に巻き込まれていく。
気心が知れている間ならともかく、知らない人や初心者と会う時、人前に出る時には緊張もする。
近しい人には自分の考えを押し付けてしまったり、また押し付けられたりもする。その度にイライラしたり嫌な思いをしたりもする。
そんな時に『天上天下唯我独尊』、『人はみな唯一無二の存在』なのだと思えたら、その心にもまた変化が起こってくる。
人を罰する事もなく批判批判めいた事も言う事も必要ない。ただその人の存在を認めてあげればいい。
優しくしてあげればいい。
そして自分の存在も認めてあげられれば、もっと楽に生きられるに違いない。
そんな事を思っていると、昔読んだお釈迦様の『スッタニパーダ』の言葉が浮かんできた。
『サイの角のようにただ独り歩め』