上虚下実
歳を重ねていくと膝が痛くなったり、腰が痛くなったりする。
ヨガをしていても、同じような症状は起こってくる。
周りを見渡してみると、そういう人は多い。
お釈迦様が言われた「老・病・死」からは逃れられないので当たり前に受け入れられるのなら、それはそれでいい。
昔読んだヨガの本の中に「足は飛び出た内臓である」という表記があった。
せっかくヨガをしているのに、アサナができる事を必死にアピールしている人達が多い。
その身体 の使い方で大丈夫ですか?
足に力がなかったり、硬かったりしてもそのままというわけだ。
力がない人は自分の身体を支えられないように中心が崩れて落ちている。
それを支える為にXに膝が曲がっている。
膝を引き上げるように大腿部を使って足を真っ直ぐにして行かなかければならない。
こういう人は腰痛持ちの場合も多い。エネルギーを上にあげることができないからだ。グランディングができていない。
一見丈夫そうに見える人で筋肉が硬い人をよく見る。そういう人は柔軟性がない。
女性特有の性質で柔軟性はないが関節は緩いので柔らかさと勘違いしがちである。
こういう人は足の外側の筋肉が足をO型に変形させいく。こちらも見ていて痛々しい。
筋肉を緩めて膝にスペースを作り出してあげる事が大切である。
なので、腰を使った身体の使い方から足を使った身体の使い方に変えていかなければならない。
さらに言えば、足の左右差を整える事は身体の土台を安定させる事につながると思わないか?
土台な安定していれば上部に不必要な力は要らなくなる。
これを上虚下実という。
身体の使い方の基本である。
ヨガの身体の使い方を学ぶ指針がここにある。なぜなら、ヨガは全てに通じる道だからである。