ヨガ魂

ヨガをする為のヒント、参考

ヨガニドラ

桜の道

さくらの道

ヨガを独学で始めた時のことだ。

本を1冊手に取り、寝る前にベッドの上でジャーヌ・シールシアサナをした。
無理をせず、ゆっくりじっくり取り組んでいこうと、1日一つずつ覚えていこうと思った。

ジャーヌ・シールシアサナをしただけなのに、その効果で頭の中がぐるぐる働きだしその晩は一睡もできなかった。
30年も前の話なのだが今でもはっきりと覚えている。
翌日の仕事がとてもきつかった。

次の晩からは眠れるようになった。
でもその衝撃は、初めて体験するものでとてもショッキングだった。

アサナの数が増えてくるとアサナとアサナの間にシャバアサナが入ってくるようになった。
心地良く次のアサナに行くのが嫌になる時もあった。

それを繰り返し続けていると最後のシャバアサナで覚醒?がおこってかくる。

寝ているのに起きたいる状態が起こってくる。
身体は寝ているが心は起きているという状態だ。
俯瞰して自分を観ているようであり、冷めてクールでとてもクリアな状態だった。
この時間がヨガをしていて大好きな時間だった。
白昼夢を見ているような意識状態は身体に残っているストレスが解消されていくようだった。

潜在意識と顕在意識を交互に活性化させていき潜在意識のより深い状態へと入っていく。
疲れやストレスが解消されていき、より深い自分を感じさえてくれる。

その後、仕事にすることを考えるようになりヨガ教室に通うようになった。
そこでは決まってレッスンの最後にてマインドフルネスのボディスキャンがあった。
今思うと、この身体を感じる練習が全ての基礎になっている。

心で身体を感じ、呼吸を感じ、そして感情を感じ、それを生み出している思考を感じる。
今ではアサナの中に身体があり呼吸があり感情があり思考がある。
そして、それが瞑想になっていく。