ヨガのすすめ2(林住期)
病気になる
30年近くヨガの練習をしながら教えてもきた。
そして昨年ガンになった。
ヨガをしているからという過信が今まであって何度か無理をして身体を壊した。
ガンになってからは我武者羅にやるのをやめた。
今思えば九州に来てからの15年は仕事の事ばかり考えていた。
まことしやかに言われた事があるのだが過去生のグルは清貧をよしとし、その影響が色濃く今も残っている。
その時のメンタルブロックが、自分を我武者羅にかきたてる。
決まって「クラダルマ」という漫画のワンシーンを思いだす。
不思議なもので病気になってからの方がヨガが深まっている。
林住期
インドでは四住期という考え方がある。
50を過ぎ林住期にさしかかり病というものが無理やり林住期へと導いてくれた。
何が変わったのかといえばば、学ぶ事にしろ何にしろ外へ向いていた目が少しだけ内側に向いてきた。
そして気づいた事といえば左右のバランスを整えていくだけという事。
さらに身体の外から中心へ、そして中心から外へ。
いたってシンプルだ。
いつも今まで何で気付かなかったのかと、後悔にも似た感情をリセットするからのように何度も一からやり直しをする。
地政学
一生懸命学んだ解剖学の知識もキネシオロジーの知識も要らない。
むしろ20代の頃に聞いた地政学的な観点から言えば大陸の東の果てにある日本には、ヨガのヒントがたくさん残っている。
何も西側経由で伝わってきたものだけを学ぶのも愚かな事だ。
この日本の地は今や東西のゴール接点であり大成され新しいものが生まれてきてもおかしくはない。
が、今の世代にはそこまでの力は無い。
ないが秘められたエネルギーは必ず何処かに眠っているはずである。
古くさい言い方をするなら、お上の言うように蜜蜂のように死ぬまで働かされるような事はやめよう。
ヨガのすすめ
50歳という林住期を迎えたら自分の人生を見つめ直す時期がきたのだ。
その方法としてヨガをしていく事をお勧めする。
瞑想もしてこれからの人生の気づきを得るのも良いではないだろうか?
いつでも人生リセット。そこから新しい何かがきっと産まれてくるはずである。