ヨガ魂

ヨガをする為のヒント、参考

ヨガに興味を持った理由

・ヨガとの出会い

1980年代の後半、バブル経済の真っ只中だった。大学卒業をしても何をしたら好いのか分からなかった。それまでの生活は高校では一年中部活、遊べるかなぁと思っていた大学でもバイトに明け暮れる毎日だった。そんな毎日から解放されずに、一生こんな忙しい生活が続くのだけはごめんだと思った。若い時は何の不安もないし、世の中さえ、この景気がいつまでも続く勢いよくだった。そこで何とりあえず中国へと旅に出ることにした。所持金は40万と香港までの往復のチケットだけだった。

香港から汽車とバスを乗り継いでチベットまでたどり着いた。

そこで初めて真剣に仏に祈る人々の姿を見た。チベットからネパールへ、そこにはヒンドゥーの神を真剣に祈る人々を見た。毎日神に祈りを捧げる人々と人間をよせつけないヒマラヤの山々を見ていると、本当に紙はいるのではないかと思えるようになった。

そんな時、泊まっていた宿の主人がヨガの手ほどきをしてくれた。そこで瞑想や神という目に見えない精神世界と出会い、その入口としてヨガに興味を持つようになった。

そして精神世界に興味を持ち出し本を読んだり瞑想をしたりするようになった。1年の旅を終え日本に帰ったある晩の事、ヨガの勉強をしようと本を読む購入し、寝る前に前屈のアサナをした。するとその夜は頭が冴えて眠れなくなってしまった。そんな経験は初めてだった。

それから毎日アサナをするようになった。1人で始めたので誰とも比べる事なく、ただシャバアサナの時間がとても好きだった。そして何より無理をしてはいけないという教えが気に入った。


数年後ヨガを広める事を仕事にしようと思って教室に初めて行った時に、この業界の環境を知ってビックリした。ビックリしたが、自分で教える事を考えていたので、些細なことにはあまり気にならなかった。


現在ヨガを初めていたら、仕事としていなかったかもしれない。と思うくらい情報が溢れている。

本物を見つける事ができたかどうかいささか疑問である。