ヨガ魂

ヨガをする為のヒント、参考

篠栗お遍路と生きる力

6月の梅雨前の炎天下の中山道を歩いていると、体力は消耗し足どりは重く脚がきつくなってくる。

そんな時、高校時代の部活での練習を思い出す。

あの頃の夏の暑さは今ぐらいの暑さだったような気もする。朝晩は涼しくなるが日中はとても暑かった。毎日練習をしていると気温はぐんぐんあがって、やたら喉が渇いた。

苦しい練習が終わってもまた次の日には同じ練習が待っている。どんなに筋肉痛になっても、その上に練習を重ねていた。

 


山道を歩いていて、もう歩きたくないと思っても身体が動くうちは前へ進むし、明日にはまた歩き続ける事はできるのだろう。

 


そうやって何が自分の限界なのか分からなくなっていく。

 


今年から高校生活になった息子が学校が嫌だと、まだ1ヶ月もすぎていないのに言い出した。そんな時テレビから同じ歳の高校生が自殺をしたというニュースが流れてた。

嫌だ、嫌だという言葉に自分の価値観も揺らぐ。

 


先日やはりNHKの番組で、エチオピアの塩の民の話をしていた。2000年もの間、親から子へと塩を切り出す仕事が受け継がれてきたが、最近では、その仕事も機械や車などにとって変わられてきて、この先は教育を受けて違う仕事を探していかなくてはいけない。

 


時代の流れによって、物事の価値観は変化していく。

 


ただ、この嫌だという思いから何かポジティブなおもいを学び取ってもらいたい。

 


高校生の頃の部活は毎日楽しいものではなかった。3年生になって、あと1年頑張ってみようと気持ちを切り替えてからは楽しくもなったし成績も良くなっていった。

そして何よりも、人間は気持ち一つでこんなにも変わるんだという事を学ぶことができた。

 


嫌だ、嫌だという息子には前向きに生きる力を身につけていってもらいたい。

 


自分も更に前に1歩進みたいものだ。